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難 聴

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「難聴」とは、聞こえ「にくい」状態を指します。
「少々聞こえにくい」から、「全く聞こえない」まで、程度は様々です。

難聴とは

しばしば、「難聴といわれたけど聞こえますよ」と気にされる方がありますが、「難聴」という言葉を、「全く聞こえない、という『病気』」として誤認されていることが少なくないようです。現在聴力が障害されている(=難聴)か、それが直るものか否か、進行するものか、ということが重要なのです。聴力レベルの低下した状態を意味するだけであり、「難聴」という病気があるのではありません。病気の種類としては「感音性難聴」「伝音性難聴」「混合性難聴」などと表現されるものがあります。

こんな症状の方は要注意!

  • 突然耳が聞こえなくなった
  • 突然耳が聞こえにくくなり、耳鳴りやめまいもする
  • 相手の言葉が聞き取りにくい
  • 年をとるにつれてだんだん聞こえにくくなっている

この病気の原因は

難聴は、伝音性難聴と感音性難聴に大きく分けられます。
伝音性難聴は耳の中、鼓膜から中耳までの、音を感じ取り伝える部分に問題が生じて発生する難聴です。
感音性難聴は、中耳のさらに奥にある内耳や聴神経、もしくは脳などの障害で難聴が発生するものです。
どちらか一方が原因の難聴もあれば両方が関わっているものもあり、原因の特定が難しい症状です。耳鳴りを伴う場合、加齢による場合など、難聴とひとくくりにしても原因や症状は様々であるといえます。

このように治療していきます

当院では、急性の難聴において発症して時間の経過した(一カ月以上)難聴に関して診察はしておりません。難聴に関しては早期での治療開始が重要ですので、最先端の医療施設をもった病院で出来うる限りの治療をしていただくことがベストであると考えています。耳の聞こえは一生付きまとうので、どこでどのような設備で治療するかは非常に重要です。「設備のあるところでやっておけば…」という思いを患者様にして欲しくないのです。ですから現時点で総合的に判断し、最善だと思われる病院を紹介することが地域医療に根差すクリニックの役目だと考えております。
(病院への紹介は他院で治療を受けていない方に限らせて頂きます。他院で治療を受けておられる方で病院への紹介を希望されている方は、現在治療中 の医院にてご相談下さい。)

適切な診断を行なうということが我々の役目であり、難聴の場合は特にその判断が必要になると考えておりますので慎重を期して診察を行なった上で治療設備を持った病院を紹介しております。

他の診療所へ通院中の方や
内服をされている方へ

突発性難聴や急性難聴は、定められた期間で集中的に加療を行い快方に向けて取り組みを行う必要があります。
現在、既に他の医療機関にて治療中あるいはお薬を服用されている方については、当院へ受診される前にまず、通院されている医療機関での治療に集中して頂き、仮に快方にむかわない場合であればそちらの医療機関で病院に紹介して頂くのが良い治療だと考えます。

こちらの記事の監修医師


医療法人坂本会 理事長・院長 坂本 平守

平成4年大阪市立大学医学部大学院卒業、医学博士号取得。
平成6年耳鼻咽喉科坂本クリニック開院を経て現職に至る。

日本耳鼻咽喉科学会専門医。めまい相談医。

各患者様の症状を判断し、111万人以上を診察してきた経験をもとに、患者様にとって最良と思われる治療を、迅速にご提案することを心がけています。