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声帯結節

  • 声帯結節

    声帯の中央に生じる小さな隆起で通常両側に発生します。この部位は声帯が振動する際に強く接する部位なので、過度な強い接触や長時間の摩擦などにより、手足でたとえると“タコ”のようなものができます。これが声帯結節の正体です。
    原因は声の酷使によることがほとんどで、声を使う職業(歌手や保育士、教師、電話のオペレーターなど)のかたに生じやすく、声の高い女性に多くみられます。
    声帯結節は反復する過度な刺激によりできたものなので、声の安静により改善する例があります。特にできてすぐの場合は声を使う機会を減らせば改善します。声帯に炎症が起きている場合は薬物療法の併用などが効果的です。

発声方法が悪く声帯に負担をかけているために声帯結節ができてしまうことが少なくありません。スポーツ選手でフォームが悪いために特定の筋肉を何度も傷めたり、本来の運動能力を発揮できなかったりする場合、フォームを矯正する必要があります。これと同様に声を使う職業の方ですぐ声が悪くなる方は、一度発声方法を見なおす必要があります。
保存的な治療でなかなか改善しない場合や、声の改善を急ぐ場合(ライブが数週間後に迫っているなど)は手術加療を行います。前述の声帯ポリープの手術と同じく喉頭微細手術をおこないます。


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