• 土曜日も診療
  • 平日は夜20時まで診療
MENU

声がれ(嗄声)

  1. ホーム
  2. お悩み解決
  3. 声がれ

声がかすれる、がらがら声、声が枯れるなどの症状は、
一時的なものとがんなどの疾患が潜んでいるものがあります。

声枯れとは

大声で喋ったり、歌ったりした後に声がかすれる、がらがらするといった経験は誰しもあるかと思います。このように声が正常に出なくなった症状を声枯れと言います。このような時の症状にはのどの乾燥による一時的なものが多く、水分をとる、飴をなめるなどのどが乾燥しないようにすることで解消しますが、症状がいつまでも回復しない場合には声帯や喉頭の異常が疑われます。声帯は喉の奥にある声を出すための器官で空気が通る振動することで声が出ます。声帯が乾燥していたり、できものや炎症があったりと異常がある場合に声枯れの症状が見られます。

こんな症状の方は要注意!

  • 声がかすれる
  • 声がガラガラする
  • 声が弱々しい
さらに日ごろの生活で下記のような方も要注意です。
  • タバコを吸う
  • 日常的に大きな声を出す(保育士や歌手、声優などの職種)

この病気の原因は

声帯に炎症やできものができるなど異常が起きていることが原因です。声帯の炎症は、風邪や声の出し過ぎで、喉が乾燥したり、ウイルスや細菌が入りこんだりすることで発症します。声帯に発生するできものは、良性のできもののポリープの場合と、悪性のできもののがんの場合に分かれます。ポリープはナレーターや歌手など声を使う職業の方に多くみられ、がんは飲酒や喫煙が多い方によくみられます。
また、喉頭がんや大動脈瘤などが発生すると、脳から声帯につながる反回神経を圧迫して声帯がうまく動かせなくなることがあります。この症状は反回神経麻痺と呼ばれ、声枯れを引き起こす原因になります。

このように治療していきます

当院では、ファイバースコープでのどの状態を診察します。声帯に炎症がみられる場合、症状を抑える薬を服用します。ポリープは良性のできもので、自然に治ることもあり、大きな声を出すことを控え安静にすることで症状の回復を待ちます。がんや反回神経麻痺の場合は、他の身体部への転移の危険性もあるため、原因の疾患を治療するための薬を服用したり、状況によっては手術が必要な場合もあります。
声が出にくい、かすれるなど声枯れの症状が見られたら、思わぬ疾患が見つかることもあるため、早めの受診をおすすめします。

こちらの記事の監修医師


医療法人坂本会 理事長・院長 坂本 平守

平成4年大阪市立大学医学部大学院卒業、医学博士号取得。
平成6年耳鼻咽喉科坂本クリニック開院を経て現職に至る。

日本耳鼻咽喉科学会専門医。めまい相談医。

各患者様の症状を判断し、111万人以上を診察してきた経験をもとに、患者様にとって最良と思われる治療を、迅速にご提案することを心がけています。