耳鼻咽喉科におけるめまいの診断について、坂本クリニックグループで実施しているめまいの原因を特定するための検査をご紹介いたします。
診療状況や曜日によって、受診の当日にはめまい検査が出来ず、後日検査を行うことがありますので、ご了承ください。
(当クリニックグループではめまい検査を約1時間かけて行います。)
聴力低下が関係するめまい(例:突発性難聴)の診断に必要となります。聴力検査は耳の症状の種類や程度をみます。耳鳴りや難聴などの耳の症状は、メニエール病や、脳腫瘍などを診断する決め手の一つとなります。

平衡機能検査用の眼鏡をつかい、頭の位置を動かしながら眼の動きを検査します。めまいの症状に応じた眼の振動を見て診断を行います。
検査機器の上に直立していただき、体のふらつき具合を診断いたします。目を開けたときと閉じたとき、各1分間ずつ測定します。

ある音の強さをごくわずか(1dB程度)変化させ、それに気付くかどうかをテストします。これにより内耳に障害があるかどうかを調べ、めまいの診断の一助とします。
自律神経失調症によるめまいの有無を調べるための検査です。血圧計を用いながら、安静時(仰向けに寝て頂きます)と起立時において、1分間隔で5回ずつ血圧と脈拍の差異を比較し、自律神経の安定度を診断いたします。一般的には病院や診療所では、血圧は1度だけ測定するのみで血圧や脈拍の変動は測定されず、見落とされています。最近では、めまいにおける重要な検査の1つです。
めまいは血圧の異常や脳へ流れる血流量の一時的な低下によっても起こる場合があります。必要に応じて血液検査で貧血の有無などを調べます。
頭部のCTを撮影し、耳鼻咽喉科領域のめまいの主な原因となる内耳の状態を調べます。 クリニックレベルではCTが設置されているところはまだまだ少ない中で、当クリニックでは診断における必要性から早期に座位CTを導入し、めまいの診断にも役立てています。
