ここでは坂本クリニックグループにおけるめまい治療へのスタンスをご紹介させていただきます。
めまいや耳鳴りの治療にあたり、坂本クリニックグループでは、
「耳鼻咽喉科的な診断をしっかりと行うこと」
が重要であると考えています。
めまいや耳鳴りの原因が内耳や中耳などの耳鼻科領域に関わることであれば、原因がわかり、そして対策を講じることができます。
その為に、当クリニックグループでは一般的な耳鼻咽喉科医院に比べ、CTをはじめとする多くのめまい・耳鳴りの状態を調べるための検査機器を配備しています。
もし、耳鼻咽喉科領域の原因で無いということであれば、他の考えうる疾患について診断できるしかるべき医療機関にご紹介致しますので、そのステップを経ることにより、患者さん自身に安心を得ていただき、ほかに考えうる原因の特定が可能になります。
坂本クリニックグループでは、1次診療と呼ばれる「町の診療所」と、2次診療の「大学病院・総合病院」の中間に位置するレベルの医療提供を可能にすべく、耳鼻咽喉科医院では少ないチーム診療への移行を進めて参りました。当クリニックグループでは院長はもちろん、大阪市立大学附属病院にてめまいを専門分野としていたドクターにも外来診療に参加いただき、めまいの診断について、総合病院の耳鼻咽喉科にも見劣りしない体制を整えています。

当クリニックグループでは大阪市立大学附属病院と協力して、メニエール病の原因を究明するための取組を以前より継続して行ってまいりました。その結果、「メニエール病の症状となるリンパ水腫(水ぶくれ)は耳石片のはがれ落ちることによって結合管に耳石が詰まるものである、ということを突き止め、それが09年に世界中に発表され、これまでのメニエール病の常識を覆すような大きな発見として大きく報じられています。

読売新聞/2009年10月26日
大阪市立大学附属病院と当クリニックが共同で取り組んでいる、メニエール病に関する研究の成果について読売新聞夕刊の一面にて報じられました。こちらの研究が現在、海外の医学雑誌にも掲載されています。
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読売新聞/2009年10月26日 大阪市立大学附属病院と当クリニックグループが共同で取り組んでいる、メニエール病に関する研究の成果について読売新聞夕刊の一面にて報じられました。こちらの研究が現在、海外の医学雑誌にも掲載されています。 |