• 土曜日も診療
  • 平日は夜20時まで診療
MENU

耳鳴り

  1. ホーム
  2. お悩み解決
  3. 耳鳴り

周囲が静かなのに「キーン」というような音が聞こえたり、誰かと会話していても、
その音が耳から離れないといった症状を指します。

耳鳴りとは

「耳なり」は、大部分が、外耳や中耳、特に内耳や聴神経の何らかの異常による難聴に伴って聞こえるものです。これははぼ、内耳(蝸牛(かぎゅう))の聴神経(有毛細胞)や聴神経の障害によって起こると考えられています。障害によって聴細胞や聴神経が異常に興奮し、その興奮が耳なりを起こすのです。

こんな症状の方は要注意!

  • 一定の時間、「キーン」という音が耳に響くような感じがする
  • 両方、もしくは片方の耳から特定の音が聞こえる
  • めまいをおこすことがある

この病気の原因は

耳鳴りの原因となるものは、様々なものがあります。一例としては…、

  1. 中耳疾患(急性または慢性中耳炎、耳管狭窄症など)
  2. 内耳疾患(内耳炎、メニエル病、めまいなど)
  3. 難聴(老人性難聴、騒音性難聴、突発性難聴など)
  4. コンサートやカラオケ、各種の腫瘍、全身疾患(心臓血管系など)、音響外傷(ヘッドホンステレオの聞きすぎが原因となるもの。)、梅毒

上記に挙げたものはまだまだ一部であり、全てではありません。ただ、特に注意して頂きたいのは難聴との関係です。難聴の方は、耳鳴りが起こりやすい傾向があるのです。また、難聴と耳鳴りは上記に挙げた腫瘍からのシグナルである場合もあります。そのような場合、生命に関わることもありますので、必ず医療機関で検査を受けてください。

当院での検査

  1. 聴力検査
  2. 内耳機能検査
  3. ティンパノグラム
  4. 耳のCT
  5. 上咽頭の観察

を必要に応じて行い、耳鼻咽喉科的な原因が無いかを診断致します。

このように治療していきます

主観的な症状で、原因を特定することが難しい為、耳鼻咽喉科学としては解明されていない部分が多い病気であるといえます。頭部の原因ではない耳鳴りについては、耳鼻咽喉科的な診断を行い、耳鳴りの原因を特定してゆくことになります。耳鳴りは、治るものも治らないものも両方あります。ですが、耳鳴りが続く場合に大切なことは・・

  1. 放ったらかしにせずに、まずは原因を特定すべく、医師に相談すること。放っておくと、症状が悪化する場合があります。
  2. 原因が特定できた場合はその原因となる、異常や疾患を適切な方法で治療すること
  3. 原因が特定できない場合であっても、症状をやわらげたり、耳鳴りとうまくつきあってゆく方法がありますので、一人で悩まないでください。
他の診療所へ通院中の方や
内服をされている方へ

耳鳴りは、原因の特定に難渋する場合が多く、また加齢による耳鳴りなどは治癒が困難なケースも多々あります。
現在、既に他の医療機関にて治療中あるいはお薬を服用されている方については、当院へ受診される前にまず、通院されている医療機関での治療に集中して頂き、仮に快方にむかわない場合であればそちらの医療機関で今後についてご相談されることをお勧めしています。

こちらの記事の監修医師


医療法人坂本会 理事長・院長 坂本 平守

平成4年大阪市立大学医学部大学院卒業、医学博士号取得。
平成6年耳鼻咽喉科坂本クリニック開院を経て現職に至る。

日本耳鼻咽喉科学会専門医。めまい相談医。

各患者様の症状を判断し、111万人以上を診察してきた経験をもとに、患者様にとって最良と思われる治療を、迅速にご提案することを心がけています。